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December 11, 2006

機械式じゃない時計も語ってみる - 海外で電波時計 -

さんざん機械式時計のことを書いてきたけど、クォーツが嫌いなわけじゃない。
 
 
 
クォーツも好き。
 
 
 
クォーツ式の時計が「携帯する機械」として面白いかというと、ブラックボックスが多すぎてイマイチ面白くない。
 
 
 
けど、「何ができるか」という点に絞って機械式時計と比べれば、クォーツ式の方が優位なのは 火を見るよりも明らか。
 
 
 
歴史的にも面白いと思う。
 
 
 
「腕時計 = 機械式 = 舶来品 = 高価」という数式をひっくり返したのは、日本の技術力。
 
 
 
それを一方的に否定するのはもったいない。
 
 
 
ただし、「クォーツ一辺倒になってしまったせいで、それまで継承してきた技術力を下げてしまった」というのが今の日本の時計製造業界の問題点であるわけだが。
 
 
 
 
 
 
自分はバイク乗りなのだが、車も嫌いなわけじゃない。
 
 
 
仕事に出かけるときや荷物があるときは4輪の方が便利だし、音楽も聴けるし、何よりも疲れない。
 
 
 
だけど、時には肌で風を受けたり、季節の香りを感じたり、エンジンの鼓動に合わせて流れる風景の中を駆けてみたい。
 
 
 
そんなときは単車に限る。
 
 
 
 
 
 
時計も同じ。
 
 
 
身体を動かす仕事や、スポーツをするときはクォーツ。
 
 
 
だけど、機械の鼓動を感じたいときや、なによりもゼンマイを巻きたいときは機械式に限る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなわけで、肉体労働も多いエンジニアである自分は、クォーツにお世話になっている時間が長い。
 
 
 
今使っているのは、CASIOのG-SHOCK系である「The-G」の 電波ソーラー初代モデル。
 
 
 
発売直後に購入した。
 
 
 
言わずと知れた「G-ショック」の耐衝撃性防水性
 
 
 
それに加え、日本中どこでも正確な時間を刻む電波時計
 
 
 
蛍光灯の光でも発電できるソーラー発電
 
 
 
視認性に優れたアナログ針と、様々な情報を表示できるデジタル表示のコンビネーション。
 
 
 
「周囲の照度」と「時計を見る動作」を感知して作動する自動バックライト
 
 
 
使用していないときは、非装着を感知して 表示を休止するオートパワーセーブ
 
 
 
その他もろもろの機能が付いて、「これ以上 何もいらない」というのが購入したときの正直な印象だった。
 
 
 
 
 
 
自分の腕に「常に正確な時刻がある」というのは、非常に不思議な感覚である。
 
 
 
そもそも時間というのは、カタチの見えない非常にあいまいなモノである。
 
 
 
それが、こんなにハッキリとした状態で手元にある。
 
 
 
しかも、電池切れがない。
 
 
 
光さえ当てておけば、動き続ける。
 
 
 
 
 
 
はじめて手にしたときは「コレが21世紀だよ!」と、感動したものだ。
 
 
 
...そう。ちょっとSFチックですらある。
 
 
 
 
 
 
台湾の生活でも大活躍中。
 
 
 
気候の関係で日本以上に汗ばむ、突然の雨もあるという環境において、日常生活では よほどのことがない限り クォーツ式の優位性は揺るがない。
 
 
 
 
 
 
ちなみに、条件が良ければ 九州(こちら)から発進されている電波(60Hz)を台湾でも受信することができる。
 
 
 
電波が微弱なため、ビルが多い街中や、コンクリートの建物内では受信は難しいが。
 
 
 
試しに、マンションのベランダから手動受信を試してみた。
 
 
 
G01
 
 
 
右の液晶にある「RC!」というのが、電波受信作業中の表示。
 
 
 
上の液晶に「C」みたいなマークが出ているが、これが受信電波の強さ。
 
 
 
このモデルでは電波の強さは4段階で表示され、受信できていない(もしくは電波が弱すぎる)と何も表示されず、強い電波を受信できていると「G」のマークになる。
 
 
 
「C」は、微弱だが受信できているという状態を示している。
 
 
 
上記画像の状態が安定して続けば 時刻補正できるのだが、電波が受信できたり できなかったりの繰り返しで、時刻補正には至らなかった。
 
 
 
天候などにもよるが、ビルの多い街中ではなかなか難しいようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ところで、日本と台湾の間には時差が1時間ある。
 
 
 
この時差は電波時計ではどうなってしまうのか、不思議ではないだろうか?
 
 
 
 
 
 
実は、問題なく使えるのである。
 
 
 
使うためには、ちょっと「ひとひねり」があるんだけどw
 
 
 
 
 
 
このモデルでは、「ホームタイム都市」という設定項目がある。
 
 
 
電波が受信できる都市を設定すれば、自動的にその国の時間を受信できる。
 
 
 
ちなみに、この時計は「2局受信」なので、日本とアメリカの発信局にしか対応していない。
 
 
 
そのため、台湾(*)をホームタイム都市に設定すると、電波受信機能自体が働かないのだ。
 
 
 
(*実際には、台湾と同じ時刻帯の香港(HKG)になる。台湾と中国は同じ時刻帯なのだが、台北(TPE)や北京(PEK)を使うと、それぞれの国に輸出した際に お互い政治的にもイロイロややこしいので、香港(HKG)を使ってきた経緯がある (もちろん香港がハブ空港として発達していた、というのもあるが)。香港が中国に返還されたあとも、そのままである。中国本土と台湾の航空直行便は未だに実現できていないが、台湾-香港便は従来通り継続されていることからも、両政府にとってあいまいな立場である香港は、利用しやすいようである。)
 
 
 
そこで、ホームタイムは東京(TYO)に設定する。
 
 
 
これで、時計内部は日本国内にいるのと同じ状態なので、(電波状態が良ければ)受信も自動でやってくれる。
 
 
 
 
 
 
次に、表示時刻の変更。
 
 
 
このモデルでは、小窓のデジタルと、アナログ針の両方で時刻を表示することができる。
 
 
 
まずは、簡単なデジタルの方の設定。
 
 
 
これは、ちょっとしたデジタル時計なら大抵付いている「ワールドタイム」で対応。
 
 
 
海外旅行や、海外イベントのテレビ観戦時に使うアレである。
 
 
 
モードを選択して、台湾と同じ時刻帯の香港(HKG)を選べばおしまい。
 
 
 
内部の時計は東京のままで、デジタル表示は−1時間で表示してくれる。
 
 
 
 
 
 
そして、アナログ針の表示。
 
 
 
これは、自分も購入するまで知らなかったのだが、アナログ式の電波時計では(カシオの このモデルだけかも知れないけど)内部の時計と アナログ針の表示の絶対位置がリンクしていないのである。
 
 
 
...え?
 
 
 
内部時計が1分刻むと、アナログ針も正確に1分刻む...これは問題ない。(この時計では長針は20秒に1回、ちょびっと動く)
 
 
 
しかし、何かの拍子で(例えば 間違って操作して) アナログ針を5分間ずらしてしまったら...。
 
 
 
なんと、正確に5分間ずれた状態で時間を刻み続けるのである。
 
 
 
この状態は、時計が電波を受信して、時刻が補正されても継続される。
 
 
 
最初、これを知ったときは「えっ?!」と思ったのだが、逆に 台湾ではこの仕様が役に立つ。
 
 
 
つまり、わざとアナログ針をぴったり1時間ずらすのである。
 
 
 
このようにして、時計内部では 電波を受信しながら日本の時間を刻んでいるのに、表示される時間はデジタル・アナログとも台湾時刻という電波時計が出来上がる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この時計は日本と北米で電波受信が可能な2局対応だが、最新モデルではこれにヨーロッパなどを加えた5局対応が主流になっている。
 
 
 
それでも、アジアは空白地区である。
 
 
 
調べてみたら、やはりそこにビジネスチャンスがあると睨んで、中国での電波時計普及を目指し、インフラ整備に向けて駆け引きがおこなわれている様子。
 
 
 
シチズン時計、電波時計の中国市場戦略強化で中国社に出資【NIKKEI.NET】
 
 
 
中国は単に人口が多いだけでなく、国土が あれだけ横に長いのに 標準時が1つしかないので、電波時計普及にはもってこいの環境。
(人口が都市に偏っていて、都市と地方の貧富の差も大きいので、どこまでカバーするかは問題だけど)
 
 
 
ロシアだと そうはいかないw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何の操作をしなくても、その国の電波を受信して正確な時刻を刻む時計。
 
 
 
...そんなものも、そのうちできるんだろうなぁ。
 
 
 

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